12月2日(日)13:30~17:00
米を巡る情勢は、消費の減少、過剰作付けによる大幅な供給過剰が見込まれ、米価も下落している中で、20年度の米作りは、、魚沼コシヒカリといえども、大きな岐路に立たされている。
そういう状況の中での本大会は、来年度に向けて大きな示唆を与えてくれた。
JA魚沼みなみ山田組合長挨拶

●全農の米を巡る諸情勢についての話は、厳しさを増す新潟米の販売環境を話しただけで?私にとっては、「全農の愚痴に聞こえ。だからこうするという!」話が無く残念。
しかし、販売環境の厳しさの数字や消費量の減少の資料等は参考になった。
●講演
「米の消費拡大と今後の米政策の展開方向」~食と農の、今と未来を模索する~と題した、姉歯先生の講演を聞く。
先生の話から、国の基本は「輸出型工業を中心に据えた経済中心の政策」ゆえに、農業政策には限界がある。この国の基本政策は民主党になっても変わらない。
ただ、唯一大幅に変わるとしたら、今世界規模で問題になっている、異常気象・温暖化現象で農業政策に追い風が吹き「食糧主権」という考え方になるかどうかだ。「農は国の元」であり、食料輸入は世界一、自給率は30%台、最低の自給率の汚名を返上しなくてはならない。
国の政策は利用し、自らの営農(米作り)は自ら切り開いていくと言う、今までの考えを更に強めて行くことが、魚沼コシヒカリを作った百姓魂だ。そこに米の将来があると思った。「魚沼米憲章」の実践が基本中の基本です。
●山田真左敏さん(浦佐えび島)の事例発表は参加者に夢と希望を与えた。山田さんは「夢は持ち続ければ実現する」という言葉で発表を終えた。発表する山田さん。