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高野山参拝・長谷寺参拝の旅
●3月27日(月)~29日(水)

 弘法大師空海ご誕生1250年記念事業として、普光寺主催の「高野山・長谷寺参拝の旅」に参加する。参加者は住職他寺院方が3名、夫婦参加が3組、総代3名、個人3名の総勢15名の参加。
 
<一日目・27日>
 5時半に浦佐を出発。新潟空港から伊丹空港に、根来寺・高野山を参拝し、宿は宿坊「三宝院」。
 ●根来寺
 新義真言宗の総本山。開いたのは興教大師覚鑁上人。20歳で高野山に上る、当時高野山は衰退しており、覚鑁は再興を図り名声が上がるにつれ、高野山の坊さんと不和が生じ根来に移る。15~16世紀には全国から学問を志す僧侶が集まる。天下統一を目指す豊臣秀吉と対立し、大塔などの主要要伽藍を残し全山焼失する。
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 ●高野山
 平安時代の初めに弘法大師によって、開かれた日本仏教の聖地。弘法大師が2年の唐留学を終えて、都から遠く離れ、しかも1000メートルの高峰に開く。総本山金剛峯寺という場合、金剛峯寺だけでなく高野山全体を指す。高野山全体がお寺で、現在は117ヶ寺が存在し、そのうち51ヶ寺は宿坊として参詣者に宿を提供している。
 真言宗には18種類の宗派があり、高野山真言宗はそのうちの一つで、高野山奥之院・弘法大師御廟を信仰の源泉とし、真言密教の教えと伝統を今日に伝えている。
 高野山の本堂は「金堂」で、重要行事のほとんどはここで執り行われる。
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<二日目・28日>
 朝6時よりお勤め、朝食後、高野山奥の院・弘法大師を参拝。久米寺、岡寺を参拝し、長谷寺に、宿は門前旅館「井谷屋」
 ●高野山奥の院
 空海が入定されてから86年後に醍醐天皇は弘法大師の名前を贈り、その報告に、奥之院御廟の前で空海に出会われた。この伝説から、空海は今も奥の院に生き続け、世の中の平和と人々の幸せを願っているという入定信仰が生まれた。
 ●久米寺
 久米寺は飛鳥時代には国内でも最も大きな仏教寺院だった。推古天皇や聖徳太子の弟君のゆかりの寺。
 若き日の空海が「大日経」に出会った場所が久米寺の大塔。空海の遺言とされてきた「御遺告」によれば、空海の夢枕に立った人物から「お前の求めているものは、久米寺の塔の下にある」と告げられ、「大日経」を見つける。そして、勉強のために唐(中国)に向かう。
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 ●岡寺(龍蓋寺)
 古来より土地の名から「飛鳥の丘にある寺」=「岡寺」と呼ばれておる。
 農地を荒らす悪龍を僧正は法力により小池に閉じ込め、大石で蓋をした。この伝説が岡寺の正式名称「龍蓋寺」の原点になっており、本堂前に「龍蓋池」が今もある。
 現在は真言宗豊山派に属す。江戸時代に長谷寺第32代住職が岡寺に入山して以来、長谷寺の末寺として、昔から深い関係がある。
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 ●長谷寺
 創建は奈良時代8世紀前半。西の丘に三重塔を建立。東の丘に本尊十一面観音像を祀る。平安時代中期以降、観音霊場として貴族の信仰を集め、武士や庶民に広まる。
 創建当時の長谷寺は東大寺(華厳宗)の末寺であったが、平安時代中期には興福寺(法相衆)の末寺となり、16世紀以降覚鑁(興教大師)が入り新義真言宗の流れをくむ寺院となる。天正16年、豊臣秀吉により根来寺を追われた新義真言宗門徒が入山し、同派の僧正専誉により「真言宗豊山派」が成立していった。

 桜が満開で我々を迎える。長谷寺本坊参拝、平成天皇が休憩した部屋で茶菓の接待を受ける。長谷寺5回参拝で表彰を受ける。
 本坊~五重塔~弘法大師御影堂~本堂~339段廊下を下る~山門。
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<三日目・29日>
 6時10分旅館玄関集合。6時30分山門集合。7時本堂御開帳法要。法要後観音様の足に触れる。
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●京都嵐山
 渡月端のすぐ近くで昼食をとる。ものすごい観光客だ、道路は方が触れ合うほどの混雑、外国人が帰ってきた。
 昼食後、自分一人は別行動。嵐山で「発酵食堂 カモシカ」を開いている、雄介・恵夫婦に会う。
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●東寺
 平安遷都と共に建立された国立の寺院。現存する唯一の平安京の建物で、西寺と共に平安京の二大官寺の一つ。正式な名称は「教王護国寺」と呼ぶ。弘法大師空海によって、日本で最初に作られた密教寺院になり、真言密教の根本道場。 
真言宗総本山で、現在の官長は三宝院の住職という。
 国宝の御影堂、五重塔、金堂。そして数多くの国宝の仏像には目を見張る。
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 伊丹空港17時20分の飛行機で新潟に、21時浦佐に着く。
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by 2neyuki | 2023-03-28 10:56
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