●5月16日(月)~19日(木)
<大ケヤキ工事説明会>
16日午後4時から普光寺にて開催。大けやきの保護のための工事(見積等)について、多くの皆さんが疑心暗鬼で今日の会議となる。
参加者は、住職・総代、寺作業員、大ケヤキ保護の会のみなさん20数名が集まる。
昨年11月におこなった外観診断の結果では、7本のケヤキのそれぞれに樹勢低下を示す様子が確認され、旺盛の成長な規模に対して、枝の形状からは支持力の不足が察せられ、幹には空洞化する状態が見られ、樹勢の回復を図る必要があると考えた。
樹木の衰退は土壌の状態が原因となることが多く、普光寺のケヤキについても、堅密化した表土の様子からは根の生育にとって厳しい状態であると見られた。そのため、土壌の改良(3年間)を提案。それは「水圧穿孔式土壌改良法」と言い、天然記念物や重要木で採用されている。
「水圧穿孔式土壌改良法」の説明と、根の標本、切り株を教材に説明を受ける。
今泉樹木医は大ケヤキは「保護と活用」と言う視点で考えなけらばならない。
大ケヤキ7本全てに登っての診断と危険個所調査を行う。
普光寺のケヤキが守られていくうえで大切なことは「利用者と建物にとって安全な状態であること」そのためには、段階的に「剪定による樹形の安定化」。具体的には樹高を下げたり、枝張りを詰めたりしながら危険を低減させ樹勢と景観を守っていくこと。
翌日から19日まで、地元の業者の方の協力をいただいて「水圧穿孔式土壌改良」が行われる。