●11月3日(水・文化の日)
天井画・板絵を修復している、講演会講師の仏像文化財修復工房松岡誠一先生は、江戸幕府御用絵師の板谷桂舟一門の作ということで価値がありましたが、それに加えて絵師の制作過程をうかがい知れる資料が東京国立博物館に寄託され、下図や配置図などの資料と付き合わせることが出来る希少な作品としてより価値を増していますと、修復前と修復後の板絵・天井画をスライドを使用し説明する。
樺澤住職より開会のあいさつをそして、岡村教育長からも挨拶いただく。
11時から13時まで山門「天井の梁」の特別見学会に100人を超える方が。
山門板絵の経過について触れる
①平成21年 板谷家から1万点ほどの画、文書等が東京国立博物館に寄贈された。調査の中で普光寺山門の天井画の下絵が見つかる。
②平成25年8月28日 東京国立博物館から9名の方が山門の調査に当たる。
③平成28年5月 「板谷家を中心とした江戸幕府御用絵師に関する総合的研究」報告書が普光寺に届く。
④平成28年 その報告書を契機に修復保存に向けて数回の会議が開催される。
市教育委員会の指導で松岡先生より見積もりをいただく。
⑤平成28年11月6日(日) 東京国立博物館 瀬戸愛主任研究員より講演をいただく。
⑥令和元年9月 公益財団法人 朝日新聞文化財団より「文化財保護助成」が決定する。
要望通りの満額2年~5年度実施分として700万円
⑦令和2年 修復1年目(天井画8枚、板絵3枚)
⑧令和3年 修復2年目(天井画8枚、板絵3枚)
●同じく境内では、多聞青年団による「ねこかき」が実施~裸押合大祭に使用する「大むしろ」
●毘沙門通りでは「小さなまつり・縁日」が開催~焼きそば、油揚げ完売。キノコジルガ振舞われる。