5月22日(水)
毘沙門堂山門「天井画・十六羅漢図壁画」(板谷桂舟が描く)を修復することに決定し、昨秋から準備をすすめている。1月に続き東京国立博物館を訪れる。朝日新聞文化財団の助成を得るべく申請書を作成し持参する。
当日は「東寺展」を開催しており、入場するのに80分待ちという。私ども(二人)は入り口で来意を告げ打ち合わせをする。
特別展は、空海にまつわる数々の宝物や、東寺の仏像や曼荼羅に目を見張る。東寺が1200年にわたり空海の教えとともに守ってきた仏像は異次元の世界だ。特に空海が作り上げた、曼荼羅の世界を体感できる15体の立像(国宝11体、十分体)は圧巻だ。