11月3日(土)
「ねこ」とは、その昔、皇室が年初めに、最初に行う行事の時に敷く「ゴザ」のことを言う。そのゴザは、その年の稲わらで編む。三月三日の裸押し合い大祭も、その昔は1月3日に行われており、年初めの敷物として使われていたものと想定する。今では、参拝者の安全や押し合いの参加者の安全のための「敷物」として不可欠の道具だ。
「ねこかきは」11月3日に定着したが、私どもの時は、日にちは確定していなかった。浦佐菊まつりを始めた27年前、菊まつりに大勢の人から来てもらいたい一心で、「ねこかき」を11月3日境内で編むことをお願いし今日に至った。多聞青年団の一大行事だ。ねこかきが始まると、大祭に向けて本格的な準備が始まる。

<最後のお勤め>10:00~11:00
永井方丈様が亡くなり6年。兼務住職として長岡の龍蔵寺の樺沢賢教和尚が永井方丈様の後を継いで今日まで普光寺を守ってくれた。明日は退任式。
家の親父よりも1才年上で88歳。まだまだ矍鑠としている。お護摩を焚く後ろ姿は仏様のようだ。
樺沢方丈様には、特別な思いがあります。倅・和幸の結婚式は仏前結婚式を行わせていただき、普光寺本堂で樺沢方丈様のお導きにより二人は結婚いたしました。今では二人の孫が授かりました。
そして、方丈様が赴任された1年目に倅・和幸が多聞青年団長としてお寺に奉公しましたこともよいおもいでです。
長い間、ご苦労さまでした。本当にありがとうございました。
