11月15日(月)18:30~20:00
今、浦佐で「無常講」を持っているのは当町内だけかも知れない。
新町の「無常講」は、いつの頃から行なわれていたかは定かでないが、帳面は大正時代からある。
今、町内で亡くなった方がおると、出棺の時刻等を町内全戸に案内する。新町無常講のローソクを一対亡くなられた家に持参する。そして当日出棺30分くらい前に「鐘」を鳴らし町内を回る。出棺を見送りに来た人から
「ワラジ銭」と言って、町内の名簿により50円いただく。そのお金は専用の通帳に積んでおく。
現代は葬儀屋さんもおり、無常講などは無くても困らないが、古い慣習を残し若い世代に継続していくことも大切だ。今の世の中効率ばかり追うのではなく、今一度伝統とか歴史古さを問い直し、生活を見直さなくてはならない。
その当番のことを「庄屋」と言い、代々庄屋送りは11月15日に行なわれていた。20数年前の帳面に、家のオヤジが庄屋の時に11月下旬に庄屋送りをし、お詫びの文面が載っていた。11月15日というのは何か意味があるのだろうか。古老に聞いてみよう。
●区長さん立ち会いで隣の家2軒に無常講道具一式引き継ぎ送る。
●鐘に年号が書いてあるが私には読めない。解る方教えて下さい。